「娘に宛てた手紙」

「娘に宛てた手紙」


「ごめんね、本当はあなたの成長を見届けたかった、 あなたの産声を聞いた時、感動で涙があふれたことを 昨日のことのように覚えています。
首がすわり、ハイハイをし、つかまり立ちができ、
初めて歩いたあなたの姿は本当に可愛くて言葉に 表すことのできないものでした。


保育園でもいろいろな先生に愛され、
おかあさんの自慢でした。 下りました。
迎えに行くと飛んで来ておかあさんと一緒に階段を
あなたの手のぬくもりを今でも覚えています。


でもまさか、
あなたのおじいちゃん、おばあちゃんの手によって
引き離されるとは思ってもみませんでした。 おかあさんは、お父さんやあなたなしではとても
生きていけません。
頑張ってきたけれども、もう限界です。 おかあさんを許してね。


もっともっとあなたをいろいろな所に連れていって あげたかった、いろいろな話をしてあげたかった。・・・ (略)・・・どうかお母さんの分まで力強く生きてください。 そして、お父さんを支えてあげてください。 あなたに出会えて幸せでした。 どうもありがとう」