弁護士の策略

月に1回の相互面会だけは取り付け、SさんとTさん、 長女と次女が会う時間は持てた。


しかし、相手は法律のプロの弁護士。Tさんは、全くの素人。 
Tさんが一番失敗したと 思ったことは、調停で取り決められた文面の中に、 相互面会は、「子供の成長に配慮して」という言葉が入れられていた点だった。


面会中のあるとき、長女が誰かに言わされている ような様子で、「会いたくない」と言ってきた。
この一言を相手方が盾に取り、「面会は子供の成長の妨げになる」として、長女と会えなくなってしまった。